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   「須高」 第98号  令和6年4月20日発行

 

 目次

口絵 岩松院「福島正則公」霊廟等      写真・解説…関谷 公

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「須高郷土史研究会」創立五十年の歩み……………………………須高郷土史研究会 

《創立五十周年記念寄稿》

新出・ 一茶晩年の書簡2通  ………………………………………… 矢羽 勝幸 

高井鴻山詩「読伊勢物語有感」再説…………………………………呉羽 長   

信濃源氏の祖井上氏庶流綿内井上氏についての一考察……………綿内 剛美 

福島村「満州畑」の考察………………………………………………塚田 茂博

高山村赤和の春祭り(二)………………………………………………牧  弘 

仁礼町関谷組道祖神社の移転について………………………………篠塚 久義  

《「須高」と私》

・気付きを種に書きたいことを「須高」に  ………………………目黒 照久 

 ・Sさんのこと…………………………………………………………宮本 圭子 

・郷土史の学びから紙芝居を作成  …………………………………佐藤 政世 

・「須高」を生涯学習の糧として  …………………………………村石 春信

・源信寺の腮無地蔵  …………………………………………………三木 一博 

《古文書を読む》「一札之事」二例  ……………………………関谷 公 

《「昭和の記録・私の思い出」補遺》

・父の「回想記」(抜粋)…………  ………………………………黒岩 聖

・郷土小布施 四季折々の思い (1)  …………………………………越 保博  

・ソニーの前身が須坂にあった! …………………………………永池 一貴 

・昭和の会話 (4)………………………………………………………片山 久志 

総会・講演会・地域探訪・研修旅行・講座・出版案内 …………各部 

編集後記/「99号」「100号」原稿募集  …………………………編集部 

☆編集後記 

〇「須高郷土史研究会」50年の歩み(片山久志ほか)

 本会50年の足跡を年代順にたどる。先人たちの郷土史活動に注いだエネルギー、情熱、郷土愛に敬意。

〇新出・一茶晩年の書簡2通(矢羽勝幸)

 晩年の一茶が遠方の俳諧仲間と交わした手紙2通。某宛て書簡に自作俳諧歌2首推敲の跡。初出。

〇高井鴻山詩「読伊勢物語有感」再説(呉羽 長)

 「伊勢物語」の読後感を漢詩(七言絶句)に著した高井鴻山。昔の指導層、為政者は優れて教養人だった。

〇信濃源氏の祖井上氏庶流綿内井上氏に~(綿内剛美)

 源氏の名門・頼季流井上氏庶流綿内氏の考察。戦国時代井上一門の研究に好個の論稿。

〇福島村「満州畑」の考察(塚田茂博)

 千曲川左岸河川敷にあった福島村「満州畑」の調査・考察。「福島村新田」≠「福島新田村」を示す。初出。

〇高山村赤和の春祭り(2)(牧 弘)

 祭の準備、執行手順、神楽の口譜、地狂言のやりとりなどの詳細記録。将来、貴重な研究資料になる。

〇仁礼町関谷組道祖神社の移転について(篠塚久義)

 仁礼地区神社合祀は御神体を現地に残したままの合祀だった。合祀前後の過程を追った貴重な記録。

《「須高」と私》

・気付きを種に書きたいことを「須高」に(目黒照久)

 読んで面白く、書けばもっと面白い「須高」。本会最古参の目黒さんに筆を執らせた人と言葉は…。

・Sさんのこと(宮本圭子)

 会者定離、会う者は必ず別れる。この世ははかなく無常なものと知りつつ、研修旅行を共にした故人を偲ぶ。

・郷土史の学びから紙芝居を作成(佐藤政世)

 個人を軸とした郷土史からの脱却目指し発足した本会だが、個人の事績を称える紙芝居も郷土の芸能文化。

・「須高」を生涯学習の糧に(村石春信)

 難しそうだが、面白くて、ためになり、読みでがある「須高」。「知るは楽しみ」の生涯学習に最適。

・源信寺の腮無地蔵(三木一博)

 隠岐に流された小野篁が島の娘「阿古那」のために彫ったと伝わる腮無地蔵、相之島伝来の由縁は?

〇《古文書を読む》「一札之事」2例(関谷 公)

 他藩から嫁いだ女の番所通過のために発行された身元保証の一札と、本人が記した破産申請の一札。

《「昭和の記録・私の想い出」補遺》

・父の「回想記」(抜粋)(黒岩 聖)

 架橋工事につきまとった人柱、村山橋にもあった。日野・豊洲が湖になり、座敷で綿羊を飼ったキティ台風。

・郷土小布施 四季折々の思い (1)(越 保博)

 餅つきとみそ仕入みに託し、亡き父、母を追慕する。大きな臼、杵、茣蓙、わら屋根、縁側…。

・ソニーの前身が須坂にあった!(永池一貴)

 著者母校・相森中学に企業疎開していた日本測定器が「世界のソニー」の前身だったとは驚いたでしょう。

・昭和の会話 (4)(片山久志)

 郷土の歴史と文化を伝える「生きた文化遺産」方言。机上編纂方言辞典では伝わらない方言会話再現録。

〇口絵 岩松院「福島正則公」霊廟等(関谷 公)

 令和6年7月12日福島正則公400回忌法要を前に、福島正則公霊廟・五輪塔・記念碑・行列記等の紹介。

 

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